天文再入門(まずは眼視、それから電視観望)してます

定年後、趣味の天文に再トライしようとしているやつのグダグダ日記です 13cmニュートン反射で星雲星団の眼視&電視観望と月面撮影にハマってます
四季の星雲星団観望リスト
月面観望用にcc6を購入しました
現在系外銀河と星雲の電視観望がメインです

2023年07月

NGC 5907というのを観たくて 先日ようやく電子観望しました
5907_230716X500x500_dss_cap
なかなか見ごたえのある系外銀河ですが・・・
実はNGC5907はSynScanで出てこないのです
NGCを選んで5907と入力しても「導入」も「さらに」もタップ可能になりません

結論から言えば・・・
wikipediaに

NGC 5907はNGC 5906としても知られています
1850年に天文学者で物理学者のジョージ・ジョン・ストンストーニーによって記録された、ダストレーンの西にある銀河の暗い部分を指します

とあるので NGC5906 を入力してみると 無事自動導入できます

まあそれはともかく・・・

NGC5907はW・ハーシェルが1788年に発見してますが それをジョージさんが1850年に観察して「暗黒帯の西の暗い部分は私の発見なんで別の星雲ってことにします」ってことなんでしょうか?

M101の中の明るい部分にもNGCナンバー振られているいるらしいし M33もそんなのがあるらしいです

まあそれは置いておいて・・・
いや SynScanさん 普通にNGC5907で登録しといてよ って思うのですが・・・
星図Deep-Sky-Hunter-atlasみても
5907seizu

5907ですし 新標準星図でもそうです(5906は記載がない)

ですが・・・

HBAA
↑というごつい星図持ってるのですが・・・
5906seizu
と 5906で記載されているという・・・

うーん SynScanが取り込んだデータベースと基が同じなのかな・・・

因みにドラコトリプレットは正しく載っていました
複数の星図を見比べてみるといろいろ発見があったりします

随分久しぶりの作業ですが 二日分の電視観望fitsデータから炙り出して貼っときます

まず縮小率を抑えて500x500ピクセルで・・・
M101_230716X500x500_dss_cap
M101 SN2023ixf
5907_230716X500x500_dss_cap
5907
M4_230716X500x500_dss_cap
M4
M10_230716X500x500_dss_cap
M10
M12_230716X500x500_dss_cap
M12
M80_230716X500x500_dss_cap
M80
M107_230716X500x500_dss_cap
M107
M57_230717X500x500_dss_cap
これはちょっと小さいので 別処理で拡大(とはいえピクセル等倍なんですが)
M57_230717_ASI100%
M57
M29_230717X500x500_dss_cap
M29
M27_230717X500x500_dss_cap
M27
M71_230717X500x500_dss_cap
M71
M56_230717X500x500_dss_cap
M56
5981_5982_5985_230717X500x500_dss_cap
左から 5985 5982 5981 ドラコトリプレット
6888(C27)_230717X500x500_dss_cap
C27 6888 三日月星雲

最後は大きいので縮小率を上げて 750x750にて
M39_230717_750x750_dss_cap
M39

露光が短時間ですし、後処理もそれなりですが、この程度の画像でも結構満足感はあります
チャチャっと気楽に楽しめるのが電視観望のメリットですね

相変わらずアライメント および自動導入、追尾がおかしいのですが 何とか頑張って電視観望してます
2日連続での星空は久しぶり

実はまだ明るいうちにセッティングしてたんですが 架台にガタがあることに気づきました
ユーザーができることは三脚固定ネジを強く締め付けることだけですが、どうも架台内部でガタが発生している様子
壊してしまいそうで怖いのですが、両面テープで接着されてるカバーをメリメリと外してみると・・・
ガタ

ガタの発生原因は部分のナットが緩んでいたせいでした
指でつまんで回せるくらい緩んでいたのでそのまま指で回して締め付けました
目一杯締め付けていいのか? そうするとモーターが回らなくなるのか? わからないので指で締め付けてガタが収まってモーターが回転することだけは確認して再びカバーをしました
(あとでよく見てみますが工具でもう少し締め付けた方がいいかもしれません)

で 突然スーッと星が流れる現象はなくなり アライメントもうまく行ったのですがなぜか自動導入の精度が悪いし、少しずつ星が動いてなかなか落ち着かない現象はやはりあるのでしたorz

それでも
M57_230717
M57
M29_230717
M29
こじんまりしたはくちょうの散開星団
M27_230717
M27
これは本当にきれいで 電子観望向けの天体ですよね
M71_230717
M71
最初画角に入ってこず カーソルキーで探してやっとみつかりました
散開星団と球状星団のあいのこといったやつだったような・・・
M56_230717
M56
これはことの球状星団ですね

ここまでメシエ天体ばかり載せてますが 自動導入の精度が悪いので暗くてよくわからない対象の導入に失敗してるのですよ
で何とか工夫してやっと観られたのが(実はこれを観るのが昨夜の最大の目的だったりします)
5981_5982_5985_230717
左から5985 5982 5981
 いやいや ようやく観ることができましたドラコトリプレットと言われているようです(前回もトライして失敗してます)

最初全然画角に入ってこず カーソルキーで動かして何やら系外銀河らしきものが映ったんですが全然トリプレットではなくて・・・
星図をみたらどうやら近くの5987のようで・・・
そうするとかなりずれてるので じゃあと 逆方向に5989というのがあるのでそれを自動導入したら画角に入ってくるんじゃないかと・・・
で、画角の隅にちょこっとそれらしきものが引っかかったので中央に付近に持ってきてやっとこさ(笑)

せっかくなので星図の切り抜きもはめ込んでみますけど・・・
5981_5982_5985_seizu_230717

で 気づきましたか?
星図が間違ってますよね 5981 と 5982が逆になってます
5907の件といい いろいろあるようです

追記:よく見ると5989も写っているようです 暗くて小さいですが・・・

目的だった対象もなんとか無事観られたので最後
M39_230717
M39
大きめのはくちょうの散開星団
6888(C27)_230717
C27
カドウェルカタログ27番です 6888 三日月星雲

最近カドウェルカタログというのを知ったので 地方恒星時インデックスエクセルファイルにカドウェル天体もまとめてあるんですが 初めて使ってみました
これも電視観望向きの天体ですかも

で・・・
夜も更けたので撤収しました

トラブル続出ですが それなりの画像が得られたので満足感はあります
背中は痛いですが とほほ・・・


昨日は雲はあったもの晴れていて 天気予報も降水確率10%
なので腰というか背中が慢性的に痛いのですが 頑張ってセッティング

アライメントはベガ アンタレス アルタイルで できたのですが すぐにおかしくなりリセットしてやり直し
それでうまくいったんですが その後もいろいろ変な現象に相変わらず悩まされています・・・(あとで書きます)

まずは
M101_230716asis

M101の超新星
少し暗くなったような気がしますがまだ見えています

次は リベンジで5907 ですが・・・
飛行機が通過
5907飛行機

気を取り直して・・・
5907_230716asis

やり直し
ちなみにNGC5907はSynScanのデータベースに入ってないので自動導入に当たってはちょっと工夫が必要です(後日独立した記事にします)

ここで最近よくあるトラブルについて・・・
アライメントと自動導入 およびその後の追尾がどうもおかしいのです
上の画像でもわかるんですが、追尾がおかしいので辺に黒い帯が大きくでます(これでもトリミングしてます)
ライブスタック前のライブビューだとちょっとずつ動いて行ってしまってます
経緯台なので視野の回転は仕方ないし大して回転はしないのですが・・・
どうも最近ちょっとずつ動いて行ってしまう現象が出てるような・・・

まあそれでも観望できないわけではないので・・・
件のエクセルファイルを開いて「地方恒星時から観る対象のリスト」でいくつか銀河を観ようとしたんですが・・・
ライブビュー状態で???
自動導入に失敗したのか? 暗くてわからないのか?

試しにM57を自動導入してみると
ライブビューで一瞬それらしきものがわかったんですが そこからググっと移動してしまい 完全に見失いましたorz

試しにベガを自動導入してみるんですが 全然画角に入らない とほほです

心折れて撤収しようかと思いましたが あるブログにあった
3スターアライメントを完全にやり直すのではなく対象に近い星1つだけアライメントする(2個目3個目はセットするがキャンセルする)
という裏技を使ってみることしました

でアンタレスとあと2つ適当に星を選んで3スターアライメント
で、アンタレスが画角に入ってこない
ファインダーをのぞいて画角入れて できるだけ中央に・・・
でアライメント & 以下はキャンセル!

で アンタレスに近い対象は無事に自動導入できました
M4_230716asis
M4
M10_230716asis
M10
M12_230716asis
M12
M80_230716asis
M80
M107_230716asis
M107

一応追尾も安定してましたが その後 M57を自動導入してもやはり画角に入りませんでした
アンタレスから遠いので精度が出ないようです

近い星ベガで上述した裏技アライメントすればいいのかもしれませんが ベガが高度が上がりすぎてて断念

ちょっと疲れたので撤収しました

5907が見られたのでよしとしときます



 

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